[ 読 書 予 想 文 ] 1冊目『モモ』

 

今年はブログを始めよう!と思っていたけど、もう今年も終わりそう。どんな形式が自分に合うのか悩んでいたら12月になってしまった。そもそも文章を書くのが苦手だ。まぁでも、何もしないと上達もしないから、まずは書いてみよう。練習あるのみ。

その第一歩がこれ。

「読書予想文」では、本を読まずに内容を予想する。よく学校で書くような「読書感想文」とはちがう。あれは、作文を書くために本を読まないといけないけど、読む前だったらもっと自由に読めるはず。読まずに読むことはできるかな?よろしくお願いしま〜す。

 

 [ 読 書 予 想 文 ]
1冊目『モモ』

読んだことない。めっちゃ有名なのに。

この本を読む絶好のタイミングは、小学生のときなんだろうけど、普通にスルーしちゃってた。
小学校の図書館にあって、友達が借りているのを見たことはある。だから存在は知っていたけど、なんか難しそうで選ばなかった。

この本がなんでうちにあるのか全然覚えてない。多分大学生のときに「有名だし読まないとな〜」と思って買ったんだと思う。どこで買ったのかも覚えてない。だから考えてもわからない。

https://m.media-amazon.com/images/I/51NH49FDGeL._SY445_SX342_.jpg

まず表紙をじっと見て、タイトルは『モモ』
これは絶対に主人公の名前じゃない?『不思議の国のアリス』的なノリで、主人公モモが不思議な世界に迷いこんで、変なキャラクターと関わることになり、成長して元の世界に戻る系では?

作者はミヒャエル・エンデ
この人知ってるよ。『ものがたりの余白』っていう本持ってる。5、6年前ぐらいにちょっと読んだ。「遊び」を大事にしてた人っぽい。無償のものしか勝たん!って感じのこと言ってた気がする。もう忘れたけど、いい本だと思った記憶あり。もしかして、それで『モモ』を買ったのかな。

そしてこの表紙の絵
ペンで写実的に描かれている。小学生のときは、この写実的な絵が気に入らなくてスルーしてた。
町みたいにいろんな建物が並んでるけど、これは部屋の中っぽい。時計がいっぱい描かれている。数えてみたら108個もある。奥の棚みたいなものも時計で埋まっているんじゃなかろうか。

え、もしかしてこの作品のテーマって「時間」?

あとは、左に亀がいて、右に人間(?)がいる。髪がうねうねで、襟が立っているボロボロの服、下はスカート、裸足。人間みたいだけど、うしろ姿だから顔は見えないし、手足以外は隠れているから、他の特徴がわからない。

部屋の中をよく見てみる。

時計台っぽい建物に、置き時計、懐中時計、目覚まし時計、砂時計、ふりこ時計、メトロノーム、オルゴール時計...
時計の針は、全部ちがう時間を示している。手前に砂時計とメトロノームがあるから、この時計たちは全部動いているんだけど、針の進むスピードはちがうってことかも。それか、この「人」が時計の針を動かした可能性もある。

時間ってなんだろう。

こんなにいっぱい時計があったら、自分の時計を見つけるのは大変そう。どれが自分の時間なのかわかんなくなりそう。
左の亀は多分生きてる亀だと思う。これが置き物だったら、時計ついてないからこの時間部屋のルールには合わなさそう。多分この「人」は時間コレクターで、この時間部屋の中をいつもせかせか歩き回っているんだろうな。その一方で左の亀は、ゆっくり動いている。対照的だ。

この時間コレクターは何をしているんだろう?時間の管理?それぞれの時計がちゃんと動いているか確認してる?なんのために?時間を売ったりしているの?じゃあ外にも行くの?でもこの表紙からは出口があることを確認できない。

 

全くわからんので、あらすじ見てみます。

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。

一行ずつ読んでみる。
円形劇場あとっていつの時代?
きた!!!少女モモ!やっぱり名前だった。なんかイエス・キリストの幼少期みたいだな。
幸福な気もちってどんなだろう。あ、私が時間コレクターだと思ってた人は、時間どろぼうだったのか。モモの時間を奪うってこと?盗むの?
やっぱりテーマは「時間」とは何かだ!

じゃあ、この表紙の人が時間どろぼうだな。「しっしっし!みんなの時間を奪うぜ〜!!」みたいな感じかな。時間どろぼう、こんな感じでは?

コミカルだ。

フィクションに出てくる泥棒たちは、大体がんばっても失敗する。だからモモは最終的に時間を守ることができるんだろう。でも、時間どろぼうたちは、どうやって時間を盗むんだろう。時計とかは、都合上作られた道具で、体感とはちがうし、時間って目に見えるものではないから、時計を盗んでも時間を盗んだことにはならなさそう。時間とは何かが分かれば、それを盗む方法も守る方法もわかるんだろうけど、まだ読んでないから、わからない。

教えてくれよ...という気持ちになってきた。
実際に『モモ』を読みたくなってきたから、この文章はここで終わる。

時間の流れは、時計で測れるものではないと思うから、エンデが時間をどのように表すのか気になる。

終わりに、2023年の3月ぐらいに「時間ってなんだ?」と考えていたときのメモ


自分の時間感覚が、時計では測れていないと思ったときに書いた。思時計。